商品カテゴリ
商品検索 検索
×
16,500円以上お買い上げで送料無料 代金引換、クレジットカード決済、オンラインコンビニ決済、ネットバンク決済、電子マネー決済を用意してございます。ご希望にあわせて、各種ご利用ください。
今日は筆のお手入れ・洗い方について。 良くお客様から、「筆が割れてしまうのですが、、」とご相談を受けます。。 筆が割れる原因は、大きく二つあります。 毛先の摩耗により筆がまとまらず割れる場合と、筆の根元の墨溜まりによる場合です。 墨溜まりによる割れを解消するためには筆を良く洗い、溜まった墨を落としてあげることが必要です。 言ってしまえば筆のお手入れは、「良く洗って良く乾かす。」それだけです!! 「良く洗っているんだけど、、」とおっしゃる方のお筆でも、根元の墨が落ちきっていない 場合がとても多いです。 ↓先日お客様からお預かりした羊毛筆です。 綺麗に洗ってあるように見えますが、根元に墨が溜まっていて穂先が大きく開いてしまっています。 新品の筆と比べると、この通り。 ↓濡らした状態 根元がぷっくり膨れた状態になっています。 右は墨が溜まっていない筆です。 本来、穂先は軸の内側に収まっています。軸よりも穂先が太くなっている場合は、墨溜まりがある証拠です! 墨溜まりがある場合は水かぬるま湯で浸けおき洗いします。 軸の先端1cmほどまでが水に浸かるようにしましょう。 最初は水が透明ですが、、 丸一日ほど浸け置きすると、容器の中で軽く洗うだけでこれだけ墨が出てきます! 墨が溶けだしてきたら、しっかりと洗っていきます。 根元を押し付けるようにし、墨を出します。 しっかりと。でも丁寧に! 毛が絡まないよう注意しながら洗いましょう。 このようにして洗い、あまり墨が出なくなったらまた浸けておく。。というようにして、 4、5回繰り返します。 ⇓ 今回は丸2日半かけ、出てくる墨がかなり薄くなってきました。 洗い上がり。 根元に溜まっていた墨が取れ、穂先が軸の内側に収まっています。 洗い終わったら良く水を切り、乾かす前に櫛を入れて毛の絡みや癖を取ります。 毛先の方から梳かしていきます。 ちなみに筆用の櫛はコチラ↓ 最後に、筆掛けなどに吊って乾かします。
2017-06-29 18:27:54
| コメント(0)
書道用品以外にも額装・掛軸・屏風・パネルなどの表具、展覧会用品など お気軽にお問合せ下さいませ。
TEL:042-725-4700 受付時間:10:00~18:00
定休日:日曜、祝日、第三土曜日
◇電話でのご注文も可能です◇
メールでのお問い合わせはこちら