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HOME»  町田祥雲堂ブログ»  【滲みについて -①紙 編- 】

【滲みについて -①紙 編- 】

【滲みについて -①紙 編- 】

紙を選ぶ上で「滲み具合」は大きなポイントになるのではないでしょうか。
 
滲み方は紙の種類墨の状態書き方などによって大きく変化しますが、「滲み」を理解することが、紙選びでも、作品作りをする上でも大事だと私たちは考えています。
 
これから数回にわたり、滲みについて書いていきたいと思います。
 

 

紙について「墨が入る」「墨が入らない」という言葉を良く使います。
紙ですから、水を落とせば紙の中に浸透していくのが普通、と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
紙の原料には様々な種類があり、水分が良く浸透するものと、そうでないものがあります。

  紙にスポンジで水を付けてみると、、、

水が良く入る紙(A)
すぐに水を吸い、水を付けた部分より広がっていきます。水を付けた箇所はすぐ色が変わります。
水が少し入る紙(B)
水は紙に入りますが、まわりに広がっていきません。
色の濃い部分・薄い部分があります。
水が入らない紙(C)
付けてすぐは入っていきませんが、時間をかけて少しだけ水が染み込んでいきます。
色はほとんど変わりません。
 
 墨も水分ですから、基本的には水が良く入る(浸透する)紙=「滲む」紙です。
 (A)、(B)、(C)の紙に墨で書いてみると、、、
 
     
 裏    
 水が良く入る紙(A)
=墨が良く入り、滲みが出る
 水が少し入る紙(B)
=墨は少し入るがあまり滲まない
 水が入らない紙(C)
=墨が入らずまったく滲まない
    ☆裏側を見てみると、墨が紙にどの程度入っているのかが良く分かります。
 
(A)、(B)、(C)の紙はいずれも漉いた後、何も加工をしていない紙です。
加工をしていない素のままの紙、という意味で『素紙』
(そし)といいます
 



この他に、滲み止め加工をほどこした紙があり『加工紙』と呼ばれます。
水がほとんど入っていかないのが加工紙です。

 
  
加工紙にスポンジで水を付けてみると、、、
強加工の紙(D)
水が紙に入っていかず、紙の上に乗っているような感じです。
色は変わりません。
弱加工の紙(E)
水が少しだけ入っていきますが広がりません。
色はほとんど変わりません。

 ☆裏側を見てみると、素紙に比べて裏まで墨が通っていないことが分かります。
 加工紙(D)(E)に墨で書いてみると、、、
 
強加工の紙(D)
=紙に墨が全く入っていかず、滲まない。
弱加工の紙(E)
=紙に墨が少しは入るが、にじまない

このように、紙の原料滲み止め加工の有無によって滲みの度合が決まってきます。



この基本的な要因と合わせて見て頂きたいのが、紙の厚さです。
 
紙は厚くなるほど滲みがなくなります。

厚い紙←       →薄い紙
滲まない←      →滲む
       
「滲み」=墨が横方向に広がっていくものですが、 紙に厚みがあると墨を受け止める懐が深くなるため、墨を縦方向に吸収してくれます。 そのため横方向への「滲み」が少なくなるのです。
      
よって、紙の性質と合わせて考えると、
≪墨が良く入る紙で、厚い紙≫ → 墨が入るが、滲みは少ない
≪墨が良く入る紙で、薄い紙≫ → 墨が入り、滲みが出やすい
となります。(墨の濃さによっても滲み方は変わります。)
 
 

◇◇その他の要因◇◇
紙の枯れ・・・作られてから時間が経過した古い紙の事を「枯紙」(こし・かれがみ)と呼びます。
経年により紙の水分がだんだんと減り、紙密度が上がります。 “紙が締まる”、とも言いますが、こうした枯紙は、墨が入るのにじわっとした滲みは出ない、という特徴があります。 
(枯紙についてはまた記事を書きたいと思います。)

 

いかがでしたでしょうか。 紙にも色々な種類があり、墨が入るもの、墨が入らないもの、それぞれの良さや使い道があります。

本当にたくさんの紙がありますので、いつも同じものしか使わないのは損です!!
少数枚から購入できる紙もありますので、とにかく色々使って体験してみてください。
違いを見つけるのも楽しいですし、もしかしたら今お使いの紙よりも書き味の良いものを見つけられるかもしれません。

様々な紙の性格を知ったり、滲み方について理解することで、作品の幅を広げられるのではないでしょうか。

 


滲みについて、次回は「墨」について書きたいと思います。



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2018-05-22 17:09:00

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